【言わなくてもわかるでしょう？ VS 言ってくれないとわからない！ どうやってわかりやすく伝えるか２】
資金調達をする際の必須アイテム、
「事業計画」
実は、専門的な計算以外で、
その優劣は決まります。
事業計画レベルアップのための
ワークをシリーズでご紹介します。
今回は「わかりやすさ」その２です。
何があればわかりやすいのか、
という論点で説明します。
結論は、「図」や「表」
があるとわかりやすい。
です。
とにかく何か図か表を入れる。
これだけで見た目が
ずっと引き締まります。
しかし、いきなり損益計算表や、
資金繰り表を書くのは大変です。
そこで、簡単に導入できる、
図や表をご紹介します。
・損益分岐点図
考え方は若干専門的ですが、
３本の線だけで表現できる、
シンプルな図です。
最初は固定費がかかるので
赤字ですが、
一定のポイントを越えると、
変動費の増加を上回って、
黒字化するという図です。
いくら売上があれば、
黒字化するかという、
目標設定に適しています。
・同心円図
円の中に円を描き、
その中にまた円を書きます。
最も大切なものを強調する際に
視覚的なインパクトがあります。
最近の流行では、
ゴールデンサークルなどがあります。
これは、中心の円が、
「なぜ」
その外の円が
「どうやって」
さらに一番外の円が、
「何を」
をそれぞれ示します。
この場合、
「なぜ」
が最も大事だということです。
・比例図
縦軸と横軸のシンプルな図です。
横軸に時間、
縦軸に売上をとれば、
右肩上がりの線が描けるはずです。
現在の延長線上の未来を描くのに
適しています。
・ランキング表
商品や取引先を並べる場合、
箇条書きにするより、
表にした方が一覧性が上がります。
コツは表の中の文字を、
中央揃えにすることです。
これだけで「それっぽい」
表になります。
応用編としては、
表の中の文字数が多い時は、
「右端揃え」にするのも良いです。
・価格表
自社の商品・サービスの
価格表です。
何をいくらで提供できるかが、
文字通り一目瞭然です。
主力商品の価格はもちろん、
広告用、比較用といった
ラインナップを揃えることで、
戦略を明示することが可能です。
＜今日のワーク＞
その事業計画の、
わかりやすくできる余力を
判定します。
１）図に置き換えられる文章がある
２）表に置き換えられる文章がある
３）グラフに置き換えられる
文章がある
→ぜひ図表化してください。
余力があるということは、
可能性があるということです。
＜今日のまとめ＞
〜図表は見るもの、文章は読むもの〜
＜今日の補助金＞
地域創業促進支援委託事業
地域の支援機関や産業競争力強化法 の認定を受けた創業支援事業者等 が、全国で創業スクールを開催し、 創業予備軍の掘り起こしをはじめ、 創業希望者の基本的知識の習得から ビジネスプランの策定までを支援す る事業を民間団体等に委託。
