【＜補助金しくじり先生＞ 「いいって言いましたよね？」】
＜登場人物とあらすじ（結末も）はこちらから＞
Aさん
「・・・というわけなんです。
Bさんに絶対に補助金を取らせて欲しいんです。」
Cさん
「お話はわかりました。
ただし、先ほども申し上げた通り、絶対にということはお約束出来ません。
最善は尽くします。」
Aさん
「やる以上は絶対に取れないと困ります。」
Cさん
「ご意向は理解しました。」
Aさん
「で、紹介料はいつ振り込んでもらえますか？」
Cさん
「月末締めで翌月末支払いです。」
Aさん
「その間、先生は丸儲けですね。」
Cさん
「Bさんとご契約が成立しましたらのことですし、事前にご説明した規定通りですので。」
Aさん
「とにかく絶対に取らせてくださいね。
補助金が取れないとBさんは私から美容機器を買ってくれないんですよ。
そうするとこの時間は無駄になってしまうんですからね。」
Cさん
（紹介料を受け取るのに「無駄」とは・・・。
そうなるのかな？うーん・・・。）
「全力を尽くします。」
Aさん
「でも大丈夫なんですよね？」
Cさん
（どうしても「取ります」と言わせたいんだな。
その言質って何にもならないんだけどな。
「いいって言いましたよね？」って後から言うタイプだな。
でも、まあ、こういう粘りは私にはないものだから、その点だけ学んでおこう。）
「勉強になりました。」
Aさん
「？？？」
Cさん
（あ、間違えた。）
「いえ。Bさんとは明日の１６：００に初回打ち合わせを行います。」
Aさん
「絶対にお願いしますね。」
Cさん
「打ち合わせやご契約の内容については私からお話しできませんので、必要があればBさんからお伺いください。
お手数をおかけいたします。」
Aさん
「絶対ですよ」
Cさん
「・・・」
続く
＜今日のまとめ＞
〜言わせてもしょうがないが・・・〜
