一般社団法人日本タックスプランナー協会 代表理事 井上大輔です。
【言ってみせやって聞かせてさせてみて褒めてやれねば人は動かじ 〜山本五十六〜 どうやってわかりやすく伝えるか】
資金調達をする際の必須アイテム、
「事業計画」
実は、専門的な計算以外で、
その優劣は決まります。
事業計画レベルアップのための
ワークをシリーズでご紹介します。
今回は「わかりやすさ」です。
何があればわかりやすいのか、
という論点で説明します。
結論は、「図」や「表」
があるとわかりやすい。
です。
とにかく何か図か表を入れる。
これだけで見た目が
ずっと引き締まります。
しかし、いきなり損益計算表や、
資金繰り表を書くのは大変です。
そこで、簡単に導入できる、
図や表をご紹介します。
・スケジュール表
言わずと知れた、
いつ何をやるかを、
図式化した表です。
1年〜3年を期間とします。
時間を「→」で表現することも
見やすくする工夫として、
一般的です。
やるべきことが網羅されているか、
それらが詰め込まれ過ぎていないか、
優先順位は妥当か、
という3点を
確認するためのものです。
・競合他社比較表
機能や性能を列挙し、
他社と比較する表です。
◯×や点数で評価します。
自社に有利な項目を
多く取り上げることで、
ある程度恣意的に
比較を行えるという
特徴があります。
・三つの円
円を3つ重なり合うように描き、
その重なる部分を強調する図です。
顧客ターゲットの絞り込みなどに
有用です。
重なり合う部分、つまり、
全ての条件を満たすゾーンが、
顧客層となります。
たとえば、それぞれの円に、
男性・30代・年収600万円以上
と設定すれば、
結婚相談所の、
ターゲット設定の完了です。
・4分割図
縦軸と横軸に、
異なる評価軸を置き、
画面を4分割して、
狙いを明確化する図です。
これもターゲットの
明確化に役立ちます。
4分割したうちの一つを、
さらに4分割することで、
より詳細な分析を
行うことも可能です。
<今日のワーク>
その事業計画の、
「わかりやすさ」を検討します。
1)図が2つ以上書かれている
2)表が2つ以上書かれている
3)グラフが1つ以上書かれている
<今日のまとめ>
〜図表は文字の3倍の情報量です〜
<今日の補助金>
商業・サービス競争力
強化連携支援事業
中小企業・小規模事業者が、
産学官 連携して行う新しい
サービスモデルの開発等のうち、
特に地域産業の競争力強化に
資すると認められる事業に
係る費用を補助します。
(補助上限額: 3,000万円、
補助率:2/3)
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