初めての方へ
はじめまして。一般社団法人日本タックスプランナー協会理事長の井上です。
唐突ですが、皆様は税金にどのようなイメージをお持ちでしょうか。好き嫌いは別として、基本的には「払う」ものというご認識だと思います。もちろん間違ってはいませんが、一面でもあります。実は払うだけではなく、「受け取り」「使う」ことができる制度が、近年充実してきていることをご存知でしょうか。
補助金や助成金といわれるこの制度は、払うだけだった税金を自分の意思で使うことができるという、画期的な制度です。タックスプランナーは、この、補助金や助成金といった「税金を使う」制度を利用するための資格です。これまでは払うだけだった税金を、受け取り、使う。これはまさに21世紀型の税金の有り様と言えるでしょう。税金は国の血液です。それを自分の意思で使うということ、これは国の進む道を自らが決めることに他なりません。高い専門知識とモラルが必要です。そこでタックスプランナー制度が生まれたのです。
タックスプランナーとは
国が民間の経済活性化のために制定した補助金は、年間3,000種類という膨大な種類があります。年20兆円を超える規模といわれ、原則返金不要と言う点での評価が高いため、補助金によっては申込み受けつけ後すぐに募集枠が埋まってしまうほど人気の高いものもあります。 特に、新事業を始めるとき、新たに創業するとき、新たな販路開拓を行いたい時、地域経済活性化のための事業をしたい時、といったニーズのある方や企業には魅力ある制度です。
とはいっても、この補助金申請のための作業、特に書類作成作業はかなり手間と時間がかかる煩雑なものです。申請書類作成のためだけで10日から1カ月近くかかってしまうことはごく普通ですし、作成書類の内容も補助金申請の専門家のアドバイスなしに勧めることはかなり困難とも言われています。
つまり、メリットが多い反面、申請手続きが非常に煩雑で準備に時間がかかる、というのが補助金申請の特徴です。
そこで、このように煩雑な補助金申請のための一連の作業を自分でできる人を増やすために作られたのが、「タックスプランナー」資格制度です。この資格認定は、一般社団法人タックスプランナー協会で行います。
タックスプランナー資格認定のための講座の様子