【資金調達の面談の場でよくある質問 そのうち特に答えにくいもの その2】
資金調達で避けて通れないイベント、
プレゼンテーション。
文章を書くのも大変ですが、
これが対人面談となると、
また違ったハードルがあります。
そんな中でも、
受ける質問が事前にわかれば、
ある程度の心構えはできます。
そこで、
よく出る質問・論点の中から、
答えにくいものを
6つほどご紹介します。
前回紹介した、
1)そんなに売れるんですか?
2)資産を持っていますか?
3)ご家族は?
に続く、第2弾です。
4)担保を用意できますか?
出ました。
銀行の十八番です。
連帯保証人を用意できるかなども、
ほぼ同じ趣旨の質問です。
この質問につなげるために、
上記2)がある訳です。
用意できれば
それに越したことはありませんが、
できない場合でも、
「できません」はNGです。
将来的に用意する意向がある、
程度は切り返したいところです。
質問に答えないのは
良くありませんが、
答えた上で、
プラスアルファを伝えるのは、
どんな商談でも有効です。
5)続けられますか?
やる気の質問かと思って答えると、
大抵評価されません。
やる気があることは大前提だからです。
それを今更確認しても、
資金提供者側にメリットはありません。
では何を聞かれているかというと、
うまくいかなかったときにも、
継続するための備えはありますか?
という趣旨です。
貯金があるから、
数ヶ月売れなくても続けられる。
副収入があるから、
数ヶ月売れなくても続けられる。
損害保険に入っているので、
営業停止になっても、
返済を続けられる。
という3つが代表的な対策です。
6)その人は信用できますか?
共同で事業を行う
パートナーがいる場合には、
必ず聞かれます。
そもそも、信頼できる人物なら、
重大イベントである、
資金調達プレゼンテーションに、
同席しているはずです。
いないということは、
向こうからしたら、
あなたは重要ではない
ということなのかもしれません。
という仮説のもとに、
この質問はなされています。
したがって、対策は、
同席や紹介状などが適しています。
いかがでしょうか。
相手の出方が分かっていれば、
対策は立てられるはずです。
就活では面接の練習を散々するのに、
実業ではしないというのは、
ある種の怠慢かもしれません。
<今日のポイント>
1)今なくとも将来的には
予定があると答える
2)続けられない=返済ストップ
提供者はこれが一番嫌
3)よく聞かれることに対する、
回答を用意したか
<今日のまとめ>
〜練習していないと実践できない〜
<今日の補助金>
第二創業促進補助金
事業承継を契機に
既存事業を廃業し、
新分野に挑戦する等の
第二創業者に対して。
人件費や設備費等に要する
費用の一部を補助。
(補助上 限:1,000万円、補助率:2/3)