【備えあれば憂いなし。未来は相当程度予測できる。】
< 補助金しくじり先生 登場人物とあらすじ(結末も)はこちらから>
Cさん
(押しの強い人だった。これも勉強かな。さて、少し整理してみよう。)
〜 Cさんがまとめたこと 〜
<Aさん>
Bさんに美容機器500万円を買って欲しい
(買ってもらえると手数料300万円が手に入る)
<Bさん>
主婦兼会社経営者が希望
美容機器を買ってサロンを開業しようとしている。
経営者としての才覚は未知数。
<Cさんによる観察と分析>
・Aさんについて
1)繰り返し「補助金を絶対」というAさんはわかりやすく焦っている。
売上がピーク時の7分の1になっていることが原因か。
→制度や契約の説明はしているので対応に不備はない。
精神的な負荷のみが問題だが、今の程度なら受け入れられる範囲内。
2)焦っているときは本来の性格が出る。
もっとも顕著なのは承認欲求。
論破したい。言いくるめたい。言い負かしたい。
という形で欲求が表象化している。
良くも悪くも「言うだけ」「口だけ」「言っただけ」という状態と考えられる。
→議論や説明に建設性は期待できない。短絡的な要求に対して、手拍子で「YES」と回答しないように気をつける。
Cさん
(押しが強く見えたのは焦っているからだったのかな。さて、状況は分かったとして、どう行動しようか・・・。
何れにしてもまずはBさんとの打ち合わせかな。
補助金の説明をしたときに想定される反応のパターンを整理しておこう)
1)「ありがとうございます。すぐにお願いします。」
→あり得る。
営業としては楽。
が、のちのクレームにならないように説明は要点を押さえる。
2)「検討します」
→もっとあり得る。
Aさんはそんなに丁寧に、補助金とは何か、私のサービスは何か、説明はしていないはず。
となると即断即決できる可能性はむしろ低い。
どこまで押すか引くかが「通常は」大事な相手。
3)「ノーサンキュー」
→確率は低いがあり得るので、1)と2)しかないと決めこまないことで、万が一のケースでもストレスをコントロールする。
Cさん
「よしできた。
明日のBさんとの打ち合わせに落ち着いて臨もう。」
つづく
<今日のまとめ>
〜実は大体のケースは予測できる〜