【自動車会社の競合相手は○○】
前回の続きです。
「誰から客をぶんどるか」
この問いに答えを出すには、まずは誰を敵に設定するか、決める必要があります。
ご自身の商品やサービスのライバルは誰でしょうか。
よく聞くセリフは「競合相手はいません」です。
あえて言いましょう。
そんな訳ありません。
前回の水槽テーブルを例にとってみると、確かに、まったく同じ商品は世の中にないかもしれません。
一部は特許や商標で守られているかもしれません。
ただ、誤解を恐れずに言えば、それは作り手、売り手の都合です。
視点を変えて、買い手の立場から考えてみましょう。
買い手からすると、まず、予算は限られています。
水槽テーブルを買う予算があらかじめ確保されている会社も個人もいません。
使える費用が一定なら、給料が一定なら、他に使う予定だったお金を奪うしかないのです。
水槽テーブルが現れなかったら、そこに使うはずだった先。
これが競合相手です。
競合相手、コンペティターは、何も同業他社とは限りません。
例えば、自動車のホンダのコンペティターは、トヨタであり、日産ですが、同時にDoCoMoやソフトバンクも競合です。
一昔前は、車に乗って高速を使わなければ、離れた場所にいる人と「顔を見て話す」ことはできませんでした。
今はスマホでできます。
学術的に言えば、どちらも社会性を構築する機能、すなわち、コミュニケーションツールとしての機能を持っています。
さらに、サラリーマンの給料は限られています。
自動車代とスマホ代は反比例の関係にあります。
これらの事実だけを持って見ても、十分競合です。
ホンダはソフトバンクを研究するし、DoCoMoはトヨタを研究しています。
あなたの競合相手すなわち、顧客を奪う先は誰でしょうか。
敵が決まれば、あとはそれをどう打ち負かすかです。
例えば、水槽テーブルであれば、インテリア会社が共同相手に該当しそうです。
その中でも、マンションのモデルルームに置くインテリアを納品している業者などは、ぴったりの仮想敵国です。
住友不動産のタワーマンションのモデルルームに納品している業者を調べ、対抗案・改善案を提示すれば良いわけです。
敵を知り、己を知れば、なのです。順番もそのまま。
敵が誰であるかがわからないと戦いようもありません。
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