一般社団法人日本タックスプランナー協会 代表理事 井上大輔です。
【 閑話休題２ 悪の反対は正義ではなく善 】
不労所得について書いたら、
googleでも、
私のブログがwikipediaより
上に表示されるようになりました。
こんなこともあるんですね。
さて、念のために前置きしますと、
不労所得そのものに
善悪はありません。
給与所得は善で、
不労所得は悪というのは、
これはまた危険な発想です。
単語そのものではなく、
どう使われるかが問題です。
その使われ方の
一つとしてよくあるのが、
「会社が倒産したときのために」
「年金代わりに」
「年金も今は信用できないので」
などのフレーズです。
これらの後に、
「不労所得を得ましょう」
と続きます。
一つくらいは聞いたことも
あるかと思います。
確かに、このような事態が起きたら
大変なことになります。
万が一のことを考えると、
とても心配です。
一方、会社はいわゆる
大企業でなかったとしても、
個人よりは大きな規模で、
長年続いていることがほとんどです。
国はさらに規模も大きく、
超長期間継続しています。
信用の基礎が規模と期間という、
実績だとすると、
こんなに信用できるものは、
他にありません。
これだけの実績を持つ、
国や会社よりも、
たまたま出会った話の方が、
信用できるとするのは、
いささか論理に無理があるでしょう。
国に不満がある、または、
会社にストレスを感じる、
ということと、
ビジネス的に信頼できるかどうかは、
全く別の話です。
加えて、その話はなぜ、
自分のもとに舞い降りたのでしょうか。
「話し手にメリットがあるから」
です。
話をした人は、話をすることで、
なんらかの（多くは金銭的な）
メリットがある（と思っている）
からその話をしたのです。
繰り返しますが、
不労所得自体に、
善悪はありません。
そこにあるのは、
善悪ではなく、
好き嫌いでもなく、
損得です。
＜今日のまとめ＞
〜正義の反対は不正義または無関心〜
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