一般社団法人日本タックスプランナー協会 代表理事 井上大輔です。
【何かを得るためには何かを捨てなくてはならない】
保険営業マンの渋川さんが、
資金調達を武器に、
復活を果たす物語をお送りします。
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〜朝のミーティング３日目 その２〜
上司
「現状は分かったとして、
一番の問題はどこでしょうか」
渋川さん
「やはり、２回目のアポ取りが難儀
だというところです。
最初は会えて話も盛り上がる
事も多いのですが、
商談を切り出そうとすると、
話を打ち切られたり、
そもそも会えないという
相手が多い印象です。」
上司
「その場を設定できなければ、
商談もできませんからね。
目の付け所は良いと思います。」
渋川さん
「あまり喜べませんが、
話は進みそうですね。
次はこの状態を
どう解消するかです。」
上司
「その通り。
２回目に会えない事の理由は、
３つありそうです。」
渋川さん
「はい。そのまとめ方も、
なんとなくわかってきました。
上司
「おお。
ではやってみましょう。」
渋川さん
「はい。全く気乗りしませんが、
指摘されるよりは自分でまとめた方が、
まだ救われるので頑張ります。
一つは、私が嫌われたとか、
会う価値がないと判断された場合、
つまり積極的に、
”会わない”を選択された場合です。
二つ目は、会いたいのだけど、
時間の都合などで、
今は無理という、
消極的な”会えない”です。」
上司
「さすがに飲み込みが早いですね。
三つ目はどうです？」
渋川さん
「これは考えながらになるので、
長くなったらすみません。
おそらく先の二つの中間、
会っても良いのだけど、
会いたいというほどでもない。
もちろん、会いたくない
というわけではないが、
会う理由もないというか・・・」
上司
「なんとなく核心に近づいている
感じがしますね。」
渋川さん
「そうですね。
話していてまとまりました。
三つ目は、
”会う理由がない”だと思います。
拒絶でも歓迎でもない、
どちらでもない状態です。」
上司
「ではまとめましょう。」
＜２度目に会えない状況の分類＞
１）会わない
積極的な拒絶
２）会えない
事情があって会いたいが会えない
３）会う理由がない
１）でも２）でもないが、
すぐに会う用事もない。
渋川さん
「胸の傷は痛みますが、
状況は整理できました。」
上司
「なるほど。
何かを得るためには、
何かを捨てなくてはなりません。」
渋川さん
「はい。」
つづく
＜今日のまとめ＞
〜鞄の中身を出してから詰める〜
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＜主人公＞
渋川明夫さんのまとめ
３２歳
Pルデンシャル生命保険勤務
＜渋川さんの状況まとめ＞
１）成績は悪くはないが、
徐々に右肩下がり
２）見込み客に会う回数が
減ってきている
３）管理などに時間を取られている
＜渋川さんの時間の使い方まとめ＞
１）移動や待ち時間が多い
２）アポ取りに時間がかかる
３）特に２回目のアポ取りが難儀
＜２度目に会えない状況の分類＞
１）会わない
積極的な拒絶
２）会えない
事情があって会いたいが会えない
３）会う理由がない
１）でも２）でもないが、
すぐに会う用事もない。
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