一般社団法人日本タックスプランナー協会 代表理事 井上大輔です。
【説明に使う言葉は一般的な言葉が良い。 一般的とは日本人の過半数が知っているということ。 お年寄りや子供も含めて過半数。】
保険営業マンの渋川さんが、
資金調達を武器に、
復活を果たす物語をお送りします。
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〜タックスプランナー講座 AMその2〜
<カリキュラム>
10:00-11:00 自己紹介・導入
5分 自己紹介
10分 参加者自己紹介
10分 他己紹介 ←いまここ
(隣の方の自己紹介を
フィードバック)
10分 感想を聞く(伏線1)
5分 利益率
5分 講座の使い方
5分 お客様の声
10分 休憩
渋川さん
「よろしくお願いいたします。」
Aさん
「お願いします。」
渋川さん
「では、私の自己紹介です。
私は保険の営業をしています。
家族は妻との二人暮らしです。
ちなみに、妻は、
会社の上司だったりもします。」
Aさん
(ざわざわ・・・)
渋川さん
(おお。いい反応だ。)
「中途採用でこの仕事について、
最初の2年くらいは順調でした。
MDRTという成績上位者の
称号も得ました。
ただ、知り合いへの営業が
一巡してしまうと、
徐々に成績が下がり始め、
今はピーク時から比べると、
7割くらいの成績です。
そこで、作戦を立てました。
見込み顧客に補助金の話をして、
保険契約に繋げる、
という作戦です。
そのための第一歩として、
今日の講座を受講し、
知識を身につけようと思います。」
講師
「はい、時間です。
同じように、今聞いていた方は、
聞いた内容をまとめて、
自己紹介者に説明してください。
はい。スタート。」
Aさん
「はい。では・・・
渋川さんは奥さんが
会社の上司です。
ということは、
会社の上司が奥さんなんですね。
あ、仕事は、
保険・・・業でしたっけ。
成績を上げるために、
今日いらっしゃいました。
・・・えっと、
あとはなんでしたっけ。
ちょっとこれ以上出てこないです。
すみません。」
渋川さん
「いえいえ。」
(まあ、こんなものか。)
講師
「はい。時間です。
お互い感想を返してください。」
渋川さん
「ありがとうございました。
私の説明は分かりにくかったですか?」
Aさん
「いえ、そんなことはないです。
いや、でもどうだろう。
途中で MDなんとかっていう
話が出ましたよね。
実はあれがわからなくて、
なんだろうと考えていたら、
時間になってしまいました。」
渋川さん
「そうだったんですね。」
講師
「はい。ありがとうございます。
いかがでしたか?
ご自身で話した自己紹介と
フィードバックは
一致していましたか?
大抵、抜け漏れがあったり、
あるいは話が変わっていたり
するのではないかと思います。」
渋川さん
(まさにそんな感じだ。)
講師
「ただ、それは普通です。
一度聞いただけでは、
そのくらいしか覚えられません。
それなのに、今回、わざわざ
やってもらったのには訳があります。
補助金や助成金、
いえ、あらゆる制度を利用するときに、
とても大切な原理を
体験していただきたかったのです。」
渋川さん
(原理・・・?)
つづく
<今日のまとめ>
〜専門用語は思考停止を誘発する〜
<渋川さんの作戦まとめ>
契約が減少傾向。
なんとかしたい。
そのために・・・
新規契約取りたい
そのために・・・
見込み客にアポ取りたい
そのために・・・
アポを取る理由が欲しい
そのために・・・
補助金の情報を提供しよう
そのために・・・
補助金の資格を取ろう(←いまここ)
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