一般社団法人日本タックスプランナー協会 代表理事 井上大輔です。
【すでに忙しい人が集客するとより忙しくなる】
〜タックスプランナー講座
認定試験〜
講師
「先ほどの模試の結果をお返しします。
それぞれに要改善点のコメントが
入っていると思いますので、
本番の認定試験に臨んでください。」
渋川さん
（Bさんは少し手間取った
とうい話だったけど、
みんな上手く書けたのかな？）
講師
「まずは模試の総評です。
皆さん一生懸命
取り組んでいただいたこともあり、
全体として大変よくできています。」
渋川さん
（ほっとした・・・）
講師
「ただ、ところどころ
改善できる箇所もありました。
一覧を作ってあるので、
ご覧ください。」
＜模試結果。改善できそうな点＞
・誰が
×自分の個人名を書いている
間違ってはいませんが、
正確でもありません。
世の中の人は皆あなたの
事を知っているのでしょうか。
よほどの有名人であれば、
個人名でもオーケーですが、
大抵の人はあなたのことを
知りません。
知らない人にあなたが何者か、
もっと言えば、
あなたがその事業をするにふさわしい
人物であるかを、
説明しなくてはなりません。
書くとしたら、
資格か経歴です。
・何をするか
×より良くなるとしか書いていない
人も動物である以上、
非常にネガティブな性格です。
基本的にマイナスなことしか
考えていません。
その性格からして、
より良くなることには
実はほとんど興味を示しません。
もっと言えば、理解できないのです。
人の興味を引きたければ、
マイナスを解消する、
というアプローチで説明することが
必要不可欠です。
・現状
×世の中一般の現状のみ
現状には、大きく分けて、
世の中一般の現状と、
自分自身の現状とがあります。
事業計画に書かなくてはならないのは
後者です。
後者こそが、その後の、
課題や対策につながります。
世の中一般の現状は、
問題提起としては成り立ちますが、
事業計画にはあまり役立ちません。
地球温暖化という現状に対して、
あなたの事業は何ができるでしょうか。
おそらく何もできません。
・課題
×問題と課題を区別していない
大雑把にわけて、
マイナス＝問題
ゼロ以上だが、
そこよりより良くする要素＝課題
です。
課題解決というのは、
事業で言えば成長。
問題解決は、
退化衰退を食い止めることです。
どちらも必要ですが、
事業計画（＝将来ビジョン）
でいえば、課題が重要です。
問題があるなら、
計画を立てる前に解決すべきです。
対策
×どの課題が解決するか不明
人手不足なのに集客しても、
仕事がこなせないという
状況が悪化するだけです。
集客は魔法の言葉に聞こえますが、
集客で儲かるのは、
集客コンサルタントだけです。
あなたは今暇なのですか？
暇なら集客してください。
むしろしなくてはなりません。
でも、忙しいのに集客したら、
よりお客様が増えてしまいます。
お客様が増えるということは、
仕事が増えるということです。
仕事が増えたら、忙しなりますよね。
忙しいのに、より忙しくする施作を打つ。
皮肉が効きすぎています
渋川さん
「なるほど。
課題の部分で
ちょっと改善できるかも。
まずは大きく間違っていなくて
安心したな。」
講師
「各自の模試も返却します。
改善できそうな点をコメントしてあるので、
本試験に活かしてください。」
渋川さん
「悪くない・・・」
Aさん
「具体性か・・・」
Bさん
「次はうまく書こう！」
講師
「それでは、本試験の
答案用紙を配ります。」
つづく
＜今日のまとめ＞
〜PDCAサイクル〜
＜渋川さんの作戦まとめ＞
契約が減少傾向。
なんとかしたい。
そのために・・・
新規契約取りたい
そのために・・・
見込み客にアポ取りたい
そのために・・・
アポを取る理由が欲しい
そのために・・・
補助金の情報を提供しよう
そのために・・・
補助金の資格を取ろう（←いまここ）
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