【補助金とは29 「95%の社長がやっていない集客のための◯◯」?】
「いやいや、それはなしでしょう^^;」というお話です。
よく、交流会などに誘われます。
経営者限定の会もあれば、広く参加者を募る会、特定の目的を持った会もあります。
別段の用事がなければ、誘われたら行くというのが私のスタンスなのですが、先日は経営者限定の会に参加してきました。
なかなかに盛況で、200人近くが集まっていました。
参加者は情報交換や宣伝が目的なので、チラシやパンフレットをあらかじめ配布して良い決まりになっています。
その中で目を引く広告会社のチラシがありました。
目立つ用紙に大きく、表題の文章が書かれています。「95%の社長がやっていない集客のための◯◯」。
なるほど、広告会社なだけあって、開いてみたくなるギミックです。
見開きを開くと、記事がびっしりと書かれています。曰く、95%の社長がやっていない◯◯がある。その◯◯をやれば集客は容易にできる。という内容のようでした。
ある種の予感がして、最後のページに飛んでみました。すると、こう締めくくられていました。
「◯◯は2文字に限りません。また、社長ごとに違います。ぜひ一度当社にご相談ください。」
ほほう。そうきましたか。いや、そうじゃないかと思いました。いえいえ、思っていたより斜め上でした。あえて言えば、「それはなしでしょう^^;」
正直なところ、これ、逆効果なのではないでしょうか。実際、この会社は商談もあまり弾んでいないようでした。
この会社が欲しているものは「相談」そしてそこからの「受注」なのだと思いますが、この締めくくりを読んで「相談しよう!」と思う人はかなりタフだと思います。ここまで肩透かしを食らってなお話しかけようとできるメンタルなら、それは尊敬に値します。
さて、ここまでですと、ただの「残念な人の話」で終わってしまうのですが、分析好きとしては、もう少し考察を加えたいと思います。実はこのパターン、補助金の申請でも本当によくあるのです。補助金とは何かというのが本ブログの根底にあるテーマですので、本件を取り上げるに至ったということでもあります。
まず、文章を分解していきます。
対象となる文章は次の2文とし、便宜上名前をつけておきます。
「95%の社長がやっていない集客のための◯◯」・・・名前「あおり」
「◯◯は2文字に限りません。また、社長ごとに違います。ぜひ一度当社にご相談ください。」・・・名前「結論と勧誘」
次回からこの2文について分析してみます。
つづく
<今日のまとめ>
〜違法ではないが不適切〜