【補助金とは30 「◯◯」と謳うからには◯◯が必要。】
補助金とは29 「95%の社長がやっていない集客のための◯◯」?
の続きです。
まず、文章を分解していきます。
対象となる文章は次の2文とし、便宜上名前をつけておきます。
「95%の社長がやっていない集客のための◯◯」・・・名前「あおり」
「◯◯は2文字に限りません。また、社長ごとに違います。ぜひ一度当社にご相談ください。」・・・名前「結論と勧誘」
それぞれについて考えていきます。
・あおりの問題点
95%という確率を計算するための「定義」がありません。
分母をどこまでの範囲に設定し、分子の条件をどうするか、明示されていません。
したがって、この95%は計算方法次第で5%にも98%にもなります。
95%であるという証明ができません。
極論すると、体感値や経験則であり、さらに言えば、それですらないかもしれません。
信憑性は推して知るべしでしょう。
・結論と勧誘の問題点
◯◯が実は一つではなかったというオチです。
肩透かし感はともかくとして、上記の95%がいかようにでも計算できるものであると自ら告白しています。
印象を操作したい、アピールしたいという思いはよくわかりますが、わかりやすく逆効果です。
伏線を回収できなかった物語であり、写真の子がいつもいない店であり、全米が泣いた映画です。
そこに相談してくれと言われても・・・。
・まとめ
「95%がやっていない◯◯」を上記の分析を踏まえて翻訳すると「何人かがやっていないかもしれない何か」になります。
<今日のまとめ>
〜◯◯は「定義」です。念のため。〜