川の流れを止めることはできません。

ダムを作ったところで、それは一時的に貯めているだけです。

水は高いところから低いところに流れます。

同じように、いわゆる民営化の流れも止まりません。

官がやっていることは緩やかに民に流れます。

国鉄がJRになり、郵便局も民営化されました。

ここまでドラスティックでなくとも、部分的に民営化されることもあります。

例えば、郵便番号は一昔前までは３桁でした。

今では７桁です。

７桁にすることによってどんないいことが起きるかというと、郵便物の仕分けの手間が減ります。

郵便局の職員がやっていたことを利用者が肩代わりする方法でコストを削減しているのです。

利用者も、安く早く郵便サービスを利用できるというメリットがあります。

なお、今でこそ誰も言いませんが、７桁になった当時は、郵便局の仕事が楽になるのだから郵送料を安くしろという主張もありました。

これはシェア争い、パイの奪い合いの発想です。

これに対して利用者が７桁を書くという手間を引き受け、早く届けるというサービスの向上を享受する選択肢は、パイの拡大の発想と言えるでしょう。

同じように、補助金・助成金も今後増えていくことはあっても減ることはありません。

同時に税金も増え続け、減ることはありません。

この辺りは書き始めると長くなるので機会を改めますが、論理的に確定した未来です。

節税に努め、脱税に手を染めるより、補助金・助成金を活用した方がより建設的で効率的です。

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