一般社団法人日本タックスプランナー協会 代表理事 井上大輔です。
【十の努力でも百の努力でも届かない天才はいる。だが、
保険営業マンの渋川さんが、
資金調達を武器に、
復活を果たす物語をお送りします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜朝のミーティング４日目 その３〜
渋川さん
「私が考えた、
”会うと得する”状況の作り方
は次の３つです。
１）ビジネスマッチング
仕事を得られる
２）異業種交流会
人脈を得られる
３）補助金情報提供
資金を得られる
１）は手軽ですが、
マッチングするかは運任せ
という頼りなさもあります。
この、運任せで確率が低い、
という点を改良した案が、
２）の異業種交流会です。
既存の会に参加するのではなく、
自ら主催します。
参加者は人脈を得られます。」
上司
「なるほど。
順番も考えていましたか。」
渋川さん
「はい。
当社主催でワインパーティを開き、
そこに参加してもらいます。
複数の参加者に同時に会えるので、
話がかみ合う人に出会える可能性が
高まります。
個別に紹介してうまくいかないと
その場で話は終わってしまいますが、
交流会ならすぐに次の話・人に
移れるメリットがあります。」
上司
「はい。
どの程度の規模を考えていますか。」
渋川さん
「５０人程度です。」
上司
「なかなか面白そうですが、
どうやって人を集めます？」
渋川さん
「私の見込み客リストにも、
関心を持ってくれそうな人が
１０人弱います。
他の社内メンバーからも募れば、
５０人という数字は
クリアできると思います。」
上司
「好きそうなメンバーも何人か
いますしね。
課題はありますか？」
渋川さん
「はい。
継続性でしょう。
最初の５０人は、
なんとか集まりそうですが、
次回、次次回となったときに、
どのくらいリピーターを
集められるかは未知数です。
そうなると、効果も一時的な
ものになり兼ねません。」
上司
「そこは注意が必要ですね。」
渋川さん
「私もそう思います。
すでに知っている人を
集めるだけなので、
１）と同じように、
最初は良かったけど・・・
とならぬよう、注意を払いつつ、
早速実行したいと思います。
そしてもう一つ、
３）補助金情報提供
（資金を得られる）
を並行して開催します。」
つづく
＜今日のまとめ＞
〜低確率
多回数＝実績〜
多回数＝実績〜ーーーーーーーーーーーーーーーーー
＜主人公＞
渋川明夫さんのまとめ
３２歳
Pルデンシャル生命保険勤務
＜渋川さんの状況まとめ＞
見込み客に会う回数が
減ってきている
特に２回目のアポ取りが難儀
＜２度目に会えない状況の分類＞
１）会わない
積極的な拒絶
２）会えない
事情があって会いたいが会えない
３）会う理由がない
１）でも２）でもないが、
すぐに会う用事もない。
＜見込み客が会ってくれる理由＞
１）ルール上会わなくてはならない
契約時など
２）会わないと損する
更改・変更の案内
３）会うと得する
旅行の土産・情報の提供、イベント
転載・転用は、部分・全部を問わず、お断りしております。
