一般社団法人日本タックスプランナー協会 代表理事 井上大輔です。
【絵本作家は、想定する読者の子供の顔や名前、
保険営業マンの渋川さんが、
資金調達を武器に、
復活を果たす物語をお送りします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜タックスプランナー講座 AMその5〜
＜カリキュラム＞
10:00-11:00 自己紹介・導入
５分 自己紹介
１０分 参加者自己紹介
１０分 他己紹介
（隣の方の自己紹介を
フィードバック）
１０分 感想を聞く（伏線１）←いまここ
５分 利益率
５分 講座の使い方
５分 お客様の声
１０分 休憩
講師
「補助金の申請書は、
審査員が理解しやすいように
愛を込めて書きましょう。
技術的には次の３点に
気をつけます。」
＜わかりやすく伝える方法＞
１）難しい言葉を使わない
２）結論を先に書く
３）図や表を活用する
講師
「ちなみにですが、
この審査員は公務員が
やっているわけではありません。」
渋川さん
（そうなのか！？）
講師
「大抵、外注に出します。
なぜなら、件数がとても多いので、
いかに中央官庁の公務員が
エリートといえども、
捌ききれないのです。
例えば、この前募集していた
◯◯補助金は、１万７千件の
応募がありました。」
Aさん
（多いのか少ないのか
わからないくらい多い・・・）
講師
「この外注先で一番多いのは
◯◯◯（とある士業）です。
一件の審査につき、
◯◯円（想像より相当安い金額）
が相場だそうです。」
他の方々
（ざわ・・・ざわ・・・）
講師
「この料金で、皆さんが書いた
申請書を審査するわけです。
申請書には文字数・
ページ数の制限はありませんから、
人によっては２０枚以上になります。
私は、正直、
『その金額では受けられないな』
と思いました。
この枚数を読むだけで、
何時間もかかります。
しかもそれを理解して
評価しなくてはならないのです。
これは大変だと思います。」
渋川さん
（私もやりたくないな。
時給にすると、◯◯円か。）
講師
「審査員さんが大変なので、
わかりやすい言葉で書いて、
その理解を助けましょう。
というのが、
この話の一つの結論ですが、
実はもう一つの考察が
成り立つと思います。」
渋川さん
（・・・なんとなくわかる。
会社でもそういうことはよくある。）
講師
「大変な仕事ですが、
報酬は安いわけです。
でも、その報酬で仕事を
受けなくてはならない、
ということは・・・」
渋川さん
（他に仕事がない。）
講師
「あえて明言はしませんが、
・・・つまりはそういうことです。
他に潤沢に高報酬の仕事があれば、
大変で低報酬の仕事は受けません。」
渋川さん
（審査員さんに親しみが湧いてきたよ。
続きを聞くのは胸が痛い。）
講師
「これ以上はやめておきますが、
そういう仕事を
受けなければならない人が、
ものすごく理解力があるというのは、
ちょっと考えにくいと思います。」
渋川さん
（やっぱり・・・。）
講師
「少し話が重くなりましたが、
今お話ししたように、
二つの面から、
申請書は分かりやすく
書くべきなのです。」
他の方々
（ざわ・・・ざわ・・・）
つづく
＜今日のまとめ＞
〜相手の立場に立つということは？〜
＜渋川さんの作戦まとめ＞
契約が減少傾向。
なんとかしたい。
そのために・・・
新規契約取りたい
そのために・・・
見込み客にアポ取りたい
そのために・・・
アポを取る理由が欲しい
そのために・・・
補助金の情報を提供しよう
そのために・・・
補助金の資格を取ろう（←いまここ）
転載・転用は、部分・全部を問わず、お断りしております。
