補助金とは69 包丁と補助金、課題と技術的課題 <ものづくり補助金対策>|ブログ|ブログ|一般社団法人 日本タックスプランナー協会: そろそろ税金を使おう

    • HOME » 
    • ブログ » 
    • ブログ » 
    • 補助金とは69 包丁と補助金、課題と技術的課題 <ものづくり補助金対策>

ブログ

2016年10月04日

補助金とは69 包丁と補助金、課題と技術的課題 <ものづくり補助金対策>

21. 空圧式マイクロインパクト方式刻印機.jpg

【包丁と補助金、課題と技術的課題】

このエントリーをはてなブックマークに追加

ものづくり補助金の公募要領には次のように書かれています。

「国内外のニーズに対応したサービスやものづくりの新事業を創出するため、認定支援機関やよろず支援拠点と連携して、革新的な設備投資やサービス・試作品の開発を行う中小企業を応援します。」

ポイントは「革新的」という部分です。

ぎゅっと要約すると、革新的なことをすれば補助します、ということです。

では、革新的とはどういうことでしょうか。
もちろん、これも公募要領に書かれています。
次の条件を満たすものが革新的であると定められています。

「1・新製品・新技術・新サービス(既存技術の転用や隠れた価値の発掘(設計・デザイン、アイディアの活用等を含む))の革新的な開発となっているか。

2・試作品等の開発における技術的課題が明確になっているとともに、補助事業の目標に対する達成度の考え方を明確に設定しているか。

3・技術的課題の解決方法が明確かつ妥当であり、優位性が見込まれるか。

4・補助事業実施のための体制及び技術的能力が備わっているか。」

ポイントは技術的課題です。

つまり、
1)補助を受けるためには革新的である必要があり、
2)革新的とは技術的課題の解決方法が明確である必要がある。
ということです。

包丁のシリアルナンバーの例で考えると、次のようになります。


<課題>
最高級包丁セット(十本セット)にはシリアルナンバーを入れている。
しかし、それぞれの製造ラインで製造した十本なので、それぞれのシリアルナンバーである。
(十本がバラバラのシリアルナンバーを持っている)
セットで購入したら同じシリアルナンバーの十本が欲しいというお客様の声が多い。

<技術的課題>
現状、シリアルナンバーの刻印はマイクロインパクト方式で行っている。
これは小型の鑿(のみ)で打刻する方式で、旧型の機械と言える。
打刻対象を平面に固定する必要があり、凹凸があると打刻できないため、包丁の柄をつける前に打刻する必要がある。
その後の製造工程に包丁毎の時間差があるため、完成品が出来上がるタイミングが包丁の種類ごとに違う。
その結果、セット品であってもシリアルナンバーを揃えることができない。

<技術的課題の解決方法>
レーザー方式の打刻機を導入する。
この打刻機であれば、包丁の柄を付けた後の最終工程で打刻することができる。
製造工程での時間差をゼロにすることができるため、ラインの工夫で十本の包丁全てに同じシリアルナンバーを打つことができる。

課題はシリアルナンバーが揃っていないこと。
技術的課題は打刻機の性能。
解決方法は良い性能の打刻機を導入すること。

それまでの打刻機では実現できなかった「シリアルナンバーを揃える」ことが、新型打刻機を導入すればできるようになるというわけです。

そして、いつもの「わかりやすく」という観点で言うと、それぞれのタイトルは次のように工夫するかもしれません。


<課題:セット商品のシリアルナンバー不一致
最高級包丁セット(十本セット)にはシリアルナンバーを入れている。
しかし、それぞれの製造ラインで製造した十本なので、それぞれのシリアルナンバーである。
(十本がバラバラのシリアルナンバーを持っている)
セットで購入したら同じシリアルナンバーの十本が欲しいというお客様の声が多い。

<技術的課題:工程初期に使用しなくてはならない、旧型のマイクロインパクト方式打刻機
現状、シリアルナンバーの刻印はマイクロインパクト方式で行っている。
これは小型の鑿(のみ)で打刻する方式で、旧型の機械と言える。
打刻対象を平面に固定する必要があり、凹凸があると打刻できないため、包丁の柄をつける前に打刻する必要がある。
その後の製造工程に包丁毎の時間差があるため、完成品が出来上がるタイミングが包丁の種類ごとに違う。
その結果、セット品であってもシリアルナンバーを揃えることができない。

<技術的課題の解決方法:最終工程で打刻できるレーザー方式打刻機の導入
レーザー方式の打刻機を導入する。
この打刻機であれば、包丁の柄を付けた後の最終工程で打刻することができる。
製造工程での時間差をゼロにすることができるため、ラインの工夫で十本の包丁全てに同じシリアルナンバーを打つことができる。

実際、この方法で貝印(あ、言っちゃった)はブランド価値を高めています。
補助金申請企業が同様のアプローチを取るとしたら、同じく評価されて然るべきでしょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加



<情報提供・各種セミナーご案内>

補助金・助成金をはじめとした各種情報提供を行っています。
講座やセミナーなど、最新のイベントはこちらをご参照ください。
http://www.reservestock.jp/page/event_calendar/7367

160728 ボタン2.png


<メール会員登録フォーム>

一般社団法人日本タックスプランナー協会では無料メール会員を募集しています。
会員登録をすると、補助金・助成金をはじめとした最新情報が完全無料で届きます。
退会は自由です。
(只今キャンペーン中です)

ご登録はこちらから
http://www.reservestock.jp/subscribe/45449
160728 登録ボタン.png


このエントリーをはてなブックマークに追加